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田園歌人 郷旬 Blog 

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20190511短歌

令下す殿上人の有様が嘆かわしくて炒飯美味し 平静と言えぬ間も無く代替わり令和は平和に静まりしかな

20190403短歌

令和の世がやってきた。 いずれ総ては明らかになるだろう。 哀しみは桜色の味がして指の先から霊は溢れる 平成の御世の終わりに降る雪がいいも悪いも俺が決める ひたすらに豊穣夢見てたねをまく百姓の性果菜の夢か 経めぐりて輝く光が言霊のロゴスの力でこの世となる...

3.11

歴史の句読 いのちの重さと軽さ 忘れさせようとする圧力と 忘れまいとする足掻きと 呵責ない時の流れ 浅いのに覗き込むには深すぎる春の小川の白き骨たち 店先のモニターに映る濁流が唐揚げ弁当を軽くしたのだ 呆然と立ち尽くすとは生きていてそうはなかろうあの日を除いて...

いのちが…

弥生の覚えめでたく、日毎に寒は緩み全速力の春がすぎて行きます。 寒さと熱とのせめぎ合いがしばらく続きそうだ。 霜枯れに打ちひしがれた草花が生きようとする弥生のはざま 生きていた生きていたんだいのちがね我は思わずこうべを垂れる...

春が早い

いつもより2ヶ月ほど早く感じるほど暖かい日々が続いています。 春が私たちを追い越して行きました。 暖かな日差しが山を越えて行き見上げた空に春が慌てる 作物が光を浴びて目覚めだし準備足らずで百姓慌てる 霜の日を耐えて芽吹いた彼女らの健気な姿に愛を感じた...

1. 発心

巡礼の最初のパートは「発心」 心の起こり かすかな気配 囁くような 漣たちが うねりだし やがて聖地を求め 魂へと 旅立つわたし 止むに止まれぬ 巡礼の地へ 微かなる気配は遥か彼方より聖地の香り鼻腔をすぎた まなことじ聖地の香り嗅ぎ分けてふるさと思う魂を知る...

巡礼

僕が歌集を作るなら タイトルはこれと決めました 止むに止まれぬ聖地への 心が求める 望みなら 東風吹く空をゆく雲が 心にそっと囁く日 既に旅路に 佇んでいる

夏至

太陽が一番高いところにある 雲がなければ日差しに身体を貫かれる 月光を手のひらあたりに感じてる弦月くらいがちょうど良いのだ 弦月を引き絞るさまが麗しく夏至の夜空の張り詰めるよう 天上の最上階を行く光夏至の夜空の月も照らすよ...

夏の歌

田植えに手を取られて それ以外は全て後回し状態でしたが 今日ようやく畑に行って野菜たちと触れ合いました 人参が元気に育っています 命があるって素晴らしいです 梅雨空に風が涼やか心地よく田圃の水面がさざ波を打つ 日の本の田舎はどこも獣害で柵をめぐらし策に溺れる...

夏の歌

いよいよ一年の半分が終了 折り返し地点に到達しました 光陰矢のごとしとはよくぞ言ったものですね 日が影て涼しいはずの午前中草刈正雄で汗が吹き出す ひとつづつ終わらせて行くのが仕事ならその積み重ねを人生と呼ぶ 知らぬ間にツバメの数が増えていて幸せ感じて梅雨が明ける...

初春の歌

弥生 あかきいろ しろにむらさき さくらいろ 里が萌え出すいのち輝け ここに来ていきなりさくらが咲き乱れ何を慌てるゆっくり行こう 気がつけばそこらかしこで匂い立つ生き急ぐなよさくらさくらよ あらかじめ祝う花見の宴にて共に酌み交わす「さ・座」の神と...

初春の歌 その二

里山の日々 肌寒き春の圃場に引き締まり周りで咲きたる桜花魅入る さくら咲き里は田起こし大わらわ急げや急げもうすぐ田植え 賑わいて龍野の街は春盛りさくら求めて人が行き交う

残春の歌

春もあっという間に終わってしまいました お花見もできずじまいで 畑仕事の合間の休憩に周りの桜を眺めました 葉桜に宴の旺盛の余韻あり秘めた心で春を待つのだ 卯月にて寒の戻りを交わす朝暖かきかなアマテラス様 卯月にて草木萠ゆる里山に色が戻りて命揺らめく...

夏の歌

今年は梅雨が早い感じですね 雨が降り続けると根腐れが起こるので 雨は程々で結構です いつになくホタルの乱舞が早いのか飛び交う光に肌寒い夜 梅雨空に田んぼの水面が映り込みお米の子どもが仲良く並ぶ ツバメはねそこらかしこを飛び回り虫を集めて子育て楽し

雑歌

霧雨のような寒の戻りを伴うすっきりとしない天気の中 田んぼの電気柵の修繕と樫の木の薪ラックが壊れたので移動させました 身が震え寒の戻りがあるべきか春も来ぬまま初夏が足踏み 獣らがやって来るのは人が今暮らし便利で里山入らず 稲作が日高見国参りしかいつの間にやら本邦の物...

雑歌

YouTubeより 人生の成功秘訣物語る若き女性の上ずった声 我は知る知っているとは思ってる知らずを知れば知ることもなし 我が家にてカメムシたちが湧き出して驚き気づく啓蟄の朝

雑歌

YouTubeより 今の世は猫も杓子も悟り説く汝は基督?さては釈尊?

雑歌

時事ニュースより 大家には内緒で一冬ただ泊まりカメムシ去り際すかしっ屁置く 求人票サイバー担当目に留まり時給欄見て冷笑戻す

雑歌

田植えの準備も順調です 今年はもち米にも挑戦します そして佐用町も町議会議員選挙が始まりました さてどうなる事でしょう 三人でおしゃべりしながら稲作の準備が進む楽しからずや 失敗を重ねて気づくこともある稲作の事人生の事 一粒の小さな籾がいくつもの稲を実らす実に不思議だ...

雑歌

今日はとても爽やかな天気でしたね 紫外線がバリバリだったけど 爽やかなのはいい感じです 青空を飛行機雲が切り裂いて天高く飛ぶ異国目指して 皐月空白いチョークで描く先旅路に思い微笑む午後 青に白一筆書きの気勢あり一気呵成に一と描くよ...

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