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  • 執筆者の写真郷旬

雑歌

更新日:2019年2月16日

霧雨のような寒の戻りを伴うすっきりとしない天気の中

田んぼの電気柵の修繕と樫の木の薪ラックが壊れたので移動させました


 身が震え寒の戻りがあるべきか春も来ぬまま初夏が足踏み

 獣らがやって来るのは人が今暮らし便利で里山入らず

 稲作が日高見国参りしかいつの間にやら本邦の物

 白マンマ喰うのが夢と昭和の子平成の世は玄米を喰う  赤子とて生まれて来たらすべからく人生ゲームに参加するのだ

 ルールとは死老病死だ我々の人生ゲームは死後も続く

 意識外名状しがたい世界からコンタクトする何かがいる

 夢見とてそこに意味を探りつつ人生のヒントを掴むのである

 大いなる何かを僕が感受して言語に変換刹那に届く

 全身に卵の殻のような膜大いなるものはそこにリーチする

 危険を知り不安と恐れを見抜いたら不動心は正に静寂にある

 心から体の芯まで緊張が解けていれば心静かだ


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