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  • 執筆者の写真郷旬

1. 発心

巡礼の最初のパートは「発心」


心の起こり

かすかな気配

囁くような

漣たちが

うねりだし


やがて聖地を求め

魂へと

旅立つわたし


止むに止まれぬ

巡礼の地へ


 微かなる気配は遥か彼方より聖地の香り鼻腔をすぎた

 まなことじ聖地の香り嗅ぎ分けてふるさと思う魂を知る

 仰ぎ見る空の彼方に玉の宮千切れるほどの望郷の念

 続く

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