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  • 執筆者の写真郷旬

残春の歌

春もあっという間に終わってしまいました


お花見もできずじまいで

畑仕事の合間の休憩に周りの桜を眺めました


 葉桜に宴の旺盛の余韻あり秘めた心で春を待つのだ

 卯月にて寒の戻りを交わす朝暖かきかなアマテラス様

 卯月にて草木萠ゆる里山に色が戻りて命揺らめく

 卯月にてこの世も一新あらたなり螺旋階段またひとつ上がる

 卯月にて心浮かれる昼下がり猫もトンビもそわそわしてる

 卯月にて田植えの準備始まりて競うが如く忙しなきかな

 卯月にて苗の定植播種続き百姓冥利まさにこの時

 卯月にて桃の手入れの手ほどきに江川の桃も喜び勇む

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